こんにちは!関東出身元転勤族妻の、ツマ野サシミです!
雪深い札幌では、車も冬装備にします。また冬が終わって春が来たら、通常装備に戻します。手慣れた道民の人達がテキパキと交換作業をしている様子は季節の移り変わりを感じる風物詩です。軽い気持ちで自分でワイパーを交換してみたら…。なんとフロントガラスに大きなひびが入りました。
そんな衝撃の体験をレポートしていきます!
北海道では車も冬装備が必要
冬の気温が低い北海道では、車も冬装備が必要になります。
- 沢山の溝があり雪や氷の上でも滑りにくい。
- 夏タイヤに比べて柔らかいゴムで出来ていて、夏にそのまま使っていると消耗が早い。
- 通常の濃度が濃い。製品によって凍結温度が違うので要チェック。
- 撥水効果や油膜取り効果、解氷効果があるものと種類も多数。
- 凍結しにくく、雪にも負けない。
- 低温でもゴムが硬くなりにくい素材が使われている。
- 夏用ワイパーよりも値段が高い。夏の気温や紫外線で劣化するので冬タイヤと一緒に交換する方がいい。
今回はこの冬用ワイパーに交換する際のトラブルに遭ったです。
ワイパーについて
ワイパーの構造を簡単に説明します。
- 車本体に付いていて左右に動くアーム
- ゴムをガラスに押し付ける金具のブレード
- ガラス面の水や汚れをぬぐい取るゴム
この3つがセットでワイパーです。ブレード・ゴムの部分を必要に応じて取り換えることができます。
ワイパー交換で起きやすいフロントガラスのひび割れ
ワイパー交換で起きやすいトラブルのなかには、フロントガラスのひび割れがあります。
ワイパーを交換する際にはアームを上げて作業します。このアームの部分にバネが入っているので、走行中も安定してワイパーが動くことができます。ブレードが付いていない状態で下げてしまうと、バネのちからで勢いよくアームの先端が当たってフロントガラスにひびが入ってしまいます。これを防ぐために、ワイパーのブレードを外す作業の前には必ずタオルや雑巾などを敷いておきましょう。
慣れてない人は無理しないで業者に頼もう
タイヤ交換をディーラーさんやカー用品屋さんに頼むと、いつもワイパーの交換もしてくれます。今まで別料金がかかったことはありません。(ワイパー交換のみの場合は必要になります。)
一度タイヤ交換のときにワイパーを忘れてしまいました。また持参すれば無料で交換しますと言ってもらえたのに、その時はわざわざまたディーラーさんに行くのを手間に感じて「自分たちで交換してみよう」と思いついたのです。
車の説明書を見ると、構造自体は単純なものでアームとブレードの接続部分の突起を押しながらスライドさせてフックを外す、逆の手順でつけるだけです。
やや固いところがありましたがちゃんとつけられたと思いました。そして車に乗って、試しにワイパーを動かしてみるとその一回でフロントガラスのやや上部に30㎝ほどのヒビが入ったので衝撃を受けました…。
元自動車整備士の父に確認すると、ワイパーがきちんと着けられてないない状態で動かすとフロントガラスに負荷がかかってヒビや破損が起きるとのことです。
きちんと着けられていると思っていただけにどこが悪かったのかもわからず、もう二度と自分たちでワイパーの交換はしないと誓ったのでした…。
慣れていない人は無理をせず、タイヤ交換と一緒にお店に持っていって交換してもらいましょう。時間の節約、手間の節約、または工賃の節約と思って自分ですると、思わぬ出費になってしまいます。
フロントガラスが割れたままだと車検が通らない!?
フロントガラスに大きなヒビがあると車検に通らない場合がありますよ。
車検の審査基準は、道路運送車両保安基準の第195条に記されています。すごく簡単に説明するとこのようになります。
- 運転席の視野が確保されないこと
- 容易に貫通されないこと
わが家のヒビは実際長さが30㎝ほど。視界が悪くなることはないもの光の屈折が目立って気になりました。でもこのヒビがいつ大きくなるかわかりません。なにかの衝撃で全部割れてしまうこともあります。ディーラーさんにみてもらい「これは車検には通りません」とハッキリ言われました。
楽天Car車検フロントガラスのひびの修理方法で補修(リペア)というものもあります!ですが補修できる傷・できない傷があります。どんな傷でも時間が経つとゴミと水分が入ってしまい補修出来なくなってしまうので、早めに業者に相談する方が良いですね。うちは残念ながらリペアは不可能でした。
自分でガラス修理するキットも販売しているようですが、なかなか自分で直せる人はいないのではないのでしょうか。リペアを頼む場合はディーラーや自動車ガラス修理専門店、自動車用品店があります。予算や修理の技術の安心感などに応じて選びましょう。
フロントガラスの破損や交換では、車両保険が適用されます。でも注意点がいくつがありますよ。
フロントガラスの交換や修理で保険をつかうと、つぎの年に1等級ダウンして保険料が上がってしまいます。
さらに事故有係数が適用されて、保険料が割り増しになります。同じ等級でも無事故の時より事故有の等級の方が金額が高くなるので、保険を使ってフロントガラスを修理すると翌年は二重で保険料の負担が増えてしまいます。
また全額保険金でまかなえるわけではなく、自己負担が場合も必要な場合もあります。契約の内容によっては免責金額が決まっているので、保険を使えば修理費用が全額もらえる!というわけではないのです。
さらには加入している車両保険の内容によっては補償範囲外になってしまうこともあります。保険が使えるのか、使った方がいいのかは契約内容をよく確かめて考えてみてくださいね。
わが家の場合は子どもが大きくなって手狭に感じていた所で、予定よりも少し早かったのですが車を買い替えることになりました。ヒビがなければもう少し乗れたので残念でした。
【中古車のガリバー】愛車無料査定まとめ
まさか自分でワイパー交換したことでフロントガラスにヒビが入るなんて全然想像していませんでした。ワイパーを交換するタイミングは雪国に住んでいる以上は最低でも年に2回やってきます。慣れてない人はぜひ、わが家の悲しい教訓を生かしてタイヤ交換の時はワイパーも一緒に交換してもらってくださいね!